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5/06/2018

閉経年齢と食事の影響

最近のBMJ関連誌から、表題の通り女性の閉経年齢とそれまでの食習慣を関連付けて検討してみた研究のご紹介(Dunneram et al., J Epi Comm Health, 2018)

UKイングランド、スコットランド、ウェールズの登録された40-65歳の女性コホート,1995~1998年にベースラインデータを収集し、4年間の追跡を行って解析したというもの。
対象14, 172名のうち914名が自然閉経に至っており、平均年齢は50.5歳、それまでのデータでも51歳ということになっています。
昨今健康に良いとされる魚や新鮮なナッツ類をよく食べている女性で3.3年、0.9年(per portion/dayという言い方ですが)、閉経が遅れる傾向があったようです。炭水化物食(パスタや精米)は逆に1.5年ほど早まるという結果でした。

閉経という人体の一大変革期における変化は非常にダイナミックで、エストロゲンの低下、アンドロゲン・プロゲステロンの増加をもたらし、骨粗しょう症やうつ症との関連が示唆されています。閉経の遅れは、乳がん、卵巣がん、子宮内膜がんとの関連性も言われており、適切な時期の閉経とそのホルモン制御が今後重要な成人医学における課題になっていくことでしょう。特に高齢化社会、その後50年間の生活を支えていくうえで重要になっていくことは容易に想像できます。

この研究自体が比較的新規性をもって公表されましたが、今後は最適なホルモン環境、食生活の提案などもこういった研究からなされていくことでしょう。また、女性だけでなく、男性も含めた更年期に対する不安を払拭させるような、リスク回避の模索も別の研究テーマになっていくのかなあと期待しています。

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