表題の内容が少し前のBMJ誌に出ていましたのでご紹介します。
Toews et al., "Association between intake of non-sugar sweeteners and health outcomes: systematic review and meta-analyses if randomised and non-randomised controlled trails and observational studies" BMJ (2019).
NewsやEditorialで紹介もされてますのでご参考ください。
一般的なメタアナリシスの手法で、健常人の大人と子供を対象にした、non-sugar sweetener (NSS)が曝露因子として明確に記載された介入、観察研究を対象に検証したものです。
結果は意外にもNSSの摂取有無や、曝露料が多い群が少ない群に対して、体重、BMI, 血糖値や血中脂質因子などで大きな違いが認められなかったというもので、益なく、害がなければ積極的に摂取する意味がないのでは、といった疑問、感想を持たせられました。
メタアナなので詳細な成分の区別などはされていませんが、個々の成分ごと、自然に存在する甘味料、人工甘味料など個別に見ていく必要があるとは思います。
究極のところ、日々の摂取する食事成分、薬物成分のモニタリングと経年の健康アウトカムを収集していけたらよいのかな、とも思いますが、その全部・一部を切り取ることの難しさ、を今後人類はどうやって解決できるか、が健康科学での一番の課題でしょうか?
マイクロリキッドバイオプシーと遠隔モニタリングを組み合わせたり、研究実施するしかないでしょうか?食事を写真にとって記録すると摂取成分などを概算できたりするなど、医療だけではない技術改良との合わせ技が必要ですね。
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