Translate

3/25/2018

シングルマザーだけではない、一人親のデメリット

こちらもLancet 姉妹誌、Lancet Public Healthからのご紹介(Chiu et al, Lancet Public Health 2018)

内容は、ひとり親、特に父親の場合の死亡リスクを評価しようとしたものです。
これまでの研究の着目点はシングルマザーに着目したものが多かったようですが、ここでは父親に着目して解析を試みました。カナダのオンタリオ州の健康データ、2001年から2012年の対象者で2016年までの最新死亡データに基づき解析を行っています。

なによりUKではすでに10%近くの扶養義務のある子の親がシングルファーザーであるようです。
シングルファーザーの租死亡率(1000人年あたり5・8人)は、シングルマザー(1000人年当たり1,74人)やパートナーのいる父親(1000人年あたり1 94人)の3倍高かったようです。 シングルファーザーの調整死亡率でも、対シングルマザー(危険率[HR] 2 49、95%CI 1 20-5 15; p = 0.01)および対パートナーのいる父親(2・06,1 ・11-3・83; p = 0・02)となりました。
シングルファーザーとパートナーのいる親グループの死亡率が最も低いことが判明しました。 医師は、社会的な履歴がこれらの高リスク患者を特定するのに役立つ可能性が示されました。 この高い死亡リスクの原因、ならびに臨床および公衆衛生の介入が生活習慣および行動の危険因子をどのように改善できるかを理解するためには、さらなる研究が必要です。
推定される理由は、シングルの男性は、医療アクセスが顕著に低いこと、うつなど精神疾患のリスクが高いことなどが挙げられます。シングルマザーと異なり社会経済性は若干改善されていますが、パートナーを持つ男性、女性と比べると見劣りしています。家庭を持つこと、維持することの重要性をもっと社会として認識、訴えていくこと、保険などでの差別化などよりリスク認識を高めていく必要もあるのではないでしょうか?

しかし、コメンタリーで触れられているように、
世帯内に児童を持つことによる肯定的な影響に注意することは重要のようです。 スウェーデンのWeitoftらが行った調査では、死亡率はシングルファーザーではなく、子供と一緒に暮らしていない父親や子供がいない男性で最も高くなったようです。
これらの比較はChiuらによってなされたものではありませんが、その結果はシングルファーザーが特に脆弱なグループである可能性があることを示しています。 公衆衛生の観点から、ヘルスケアの専門家はこの脆弱なグループに気づくく必要があり、一方で、父親の早期死亡の危険性の背後にある理由を明らかにするためにさらなる研究が行われる必要もあります。


0 件のコメント:

コメントを投稿