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7/22/2017

痩せるだけではない、毎日じゃなくてもよい、カロリー制限の効用

最新号のJAMA誌に紹介記事が出ていたのが気になったのでご紹介(引用記事)。



肥満の人、あるいは予備軍、その自覚がある方々、若い女子たちは、どうにかカロリー制限して、炭水化物を控えて体重を減らそうと日々努力されている昨今ですが、決してスリムな容姿のためにではなく、自身の健康寿命を延ばそうと思ったら、決して肥満とは言えない方々も定期的なカロリー制限が健康にとって重要である、という趣旨で、それをヒトでのRCTや動物でのメカニズムから根拠づけられてきたことを紹介しています。
ただ、老いも若きも欲の制限は修行僧のような精神力と外界からの刺激に反応しない鍛錬が必要となります。日々のカロリー制限が肥満だけでなく、寿命や、心血管イベント、がんの発生などなど健康寿命を延ばす、より良い生活に欠かせないことはひと昔前から分かってきてはいたのですが、ここで紹介されている近年の研究ではその現実的な制約を考慮した設定がされています。週に一日や、2日間連続、あるいは月に数日間の絶食、あるいはそれに近いカロリー制限を継続することで様々な健康ベネフィットが生まれるということがわかってきました(記事内、”time-restricted feeding
実際よくコントロールされた臨床研究の中では、カロリー制限することにより、自由に食事摂取対象群と比較して慢性疾患をよく抑え、血圧やIGF1、コレステロールまたAgingマーカーいずれも良好であることが示されてきました。こちらによくまとまっていましたのでついでに引用させてもらいます。
また、動物実験でもより子細なメカニズムや細胞レベルの影響がわかってきており、インスリン産生細胞(膵臓β細胞)の分化によるせい正常機能細胞の再生やインスリン分泌機能をよくすることなどが示されてきました。

地球上の生命の中で、特に大型動物が地上を征服している過程の中で、カロリー過剰を経験した種はおそらくなく、それへの対処を、進化上のプロセスではない対応を迫られている時代・種であり、おそらく長い目で見た際にはこれへの適応、選択圧を自然?環境から受けている時代であることを再考させられました。

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