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7/21/2018

仕事のストレスと代謝疾患の死亡への影響

最近のLancet姉妹誌Diabetes Endocrinologyからの記事紹介です(Kivimäki et al., Lancet Diabetes Endcrinology 2018, "Work stress and risk of death in men and women with andwithout cardiometabolic disease: a multicohort study")

フィンランド、フランス、スウェーデン、UKからの1985-2002年の健康、労働に関するコンソーシアム:IPD-Work Consortiumが主導したmulticohort研究の報告。こういった取り組みをしているあたりがさすが欧州だな、というところです。

仕事におけるストレスの有無を job demand-controlと努力に対する報酬の側面で測定する調査票によるスコア化し有無判定している。validationされた調査票を使用してその質を担保してあります。

高血圧、脳梗塞、心疾患、糖尿病などの疾患背景情報の収集、喫煙歴やアルコール摂取などの生活習慣情報を踏まえ、仕事のストレスの有無がその後の死亡率に与える影響を評価したもの。
結果はクリアで、背景疾患に代謝疾患を持つ男性が仕事のストレスにさらされると死亡率が高まる、死亡のリスクが高まる、hazard ratio [HR] 1·68, 95% CI 1·19–2·35、ことが示されました。喫煙者はさらにリスク高、言わずもがなです。
DOI: https://doi.org/10.1016/S2213-8587(18)30140-2からの引用

意外ではないかもしれませんが、女性の方では明確には死亡リスクの違いが現れなかったことです。ストレスに対する対応の方法に、性差があること、女性は社会・対外環境のストレスに耐性を持っているのかもしれません。


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